こんにちは、睦月です!
ギスギスした気持ちになってしまうとき、
イライラしてしまうとき、
こんな自分嫌だなと思うけど自分ひとりではどうしようもできないとき。
そんなときって必ずありますよね。

とおはなしの中に飛び込みたくなりませんか?
現実逃避ではないですよ。むしろ現実に向き合うための英気を養うのです。
そんな気持ちのときにピッタリの癒し系おすすめ漫画「きのこいぬ」です。
「きのこいぬ」
アニメ化もされましたね。
初めてタイトルを見たときは、なんだそれ、と思いました。
それと同時に、なんだか癒される絵だなあと手に取った一冊。
徳間書店より、蒼星きまま先生の「きのこいぬ」全15巻です。
蒼星きまま先生は、この「きのこいぬ」でCOMICリュウ龍神賞 銅龍賞を受賞されて、読み切り掲載でデビューされたそうです。
デビュー作で連載って凄いことですよね!
あらすじ
愛犬・はなこを亡くして傷心の絵本作家・夕闇ほたる。庭に生えたピンクのきのこを眺めていたらもぞもぞと動き出したそれはなんと片耳がキノコになっている犬の「きのこいぬ」だった。まっすぐに思いを寄せてくれるきのこいぬとの同居生活の中で凍っていたほたるの心は温かさを取り戻していく。
主人公は絵本作家の夕闇ほたる。
ペットロスで悲しみに暮れる中、突然あらわれた犬みたいなちょっとへんてこな生き物。
心を閉ざしてしまっていたほたるに、まっすぐに大好きだと感情を寄せてくる姿は本当に犬っぽい。なのにどこか人間くさいきのこいぬ。
きのこいぬと暮らしていく中で、ほたるの心もゆっくりとほぐれていくハートフルストーリーです( *´`*)
感想
私も主人公ほたると同じくペットロスで途方に暮れていたときに、この作品に出会いました。
表紙のきのこいぬに目を奪われて手に取った作品だったんですが、そのときにはすでに話数がだいぶ進んでいたので次巻を待つじれったさを感じることなく一気に読むことができました。
きのこいぬの登場シーンはただホラーな感じで、えええ?と衝撃だったのですが、
いつまでも落ち込んでいるほたるをなぐさめるつもり?で、きのこいぬが愛犬はなこの首輪を燃やしてしまうシーンは、さらに大衝撃でした!
大事な遺品を燃やされちゃったのに、ほたるはそれを受け入れるという器のデカさにも驚きです。
だってめちゃくちゃ怒っていいと思うんですよね。私だったら「何してくれてんだー!」て完全にキレてます。首輪もまだ大事に飾ってますから。
なのにほたるは、燃やされて、それで「燃えちった」と、はなこの死や寂しさや後悔などの自分の中の想いと、きのこいぬの優しさ(愛かな?)もぜんぶ受けとめて、まっすぐ前を見て自分の人生を歩んでいく姿に感動します。
感動といっしょに、私は愛犬の死をまだこんなに受け入れられない、と少しの羨ましさをほたるに感じました。
私自身もペットロスという状況だったから余計に感情移入してしまったのもあるかもしれないですが、第一話からこんなに感情が揺れ動く漫画は久しぶりでした。
その後は、きのこいぬとこまこちゃん(ほたるの幼馴染)、それと、きのこいぬやほたるの作品を通じて出会うとても気のいい仲間たちとゆっくりゆっくりと歩んでいく、とってもあたたかい、ほわほわと癒される作品です。
アニメの感想もちょこっと
全15巻なので、アニメは最後までは厳しそうだけどやってくれるのかな、と思ってはいたのですが…。
要点は抑えられている感じはしましたが、私の中ではちょっぴり消化不良な内容でした。でも動くきのこいぬはめちゃくちゃかわいかった( *´艸`)きっとそれを楽しむアニメ。
OPもおすすめです。
いーぬいぬいぬきのこいぬ♪
耳に残る、残りすぎてグルグル脳内再生してしまう曲です。HYさんですよ(^▽^)/
きのこいぬ・ほたるをとりまくキャラ達
優しい人たちがたくさん登場します。
きのこいぬの兄弟(でいいのかな?)も登場します。
なんだかみんな妙に落ち着いていて、めちゃくちゃ優しさがあふれている人たち。
やり取りにも、思わず「ふふふ」と笑みがこぼれてしまいます。
そんな仲間に囲まれて、ほたるの世界がどんどんと広がっていくのがとても面白いのです。
この漫画は読んだことなかったな、な方も、アニメを見られた方も、是非一度じっくりと読んでみて欲しい作品のひとつです(*^-^*)
ではでは。
またお会いできたら嬉しいなっ。